長崎魚市で新年恒例の初競りが行われました。
夜明け前、長崎魚市には「カジキ」や「ブリ」、縁起ものの「マダイ」などがずらりと並びました。仲買人や市場の関係者は新年のあいさつを交わし、初競りに備えます。そして、午前5時。威勢のいい掛け声とともに今年最初の競りがスタート。長崎近海や五島、対馬などで取れた250種類以上の魚介類を仲買人が次々と競り落としていきます。
5日朝の総入荷量は天候にも恵まれ、まき網漁の休止に伴い、取り引きが少なかった去年の30トンや、おととしの144トンを大きく上回る200トンでした。
仲買人:
「いつもよりも初競りで魚も多かったので、お客さんに色々そろえようと思っている」
クエなど落とした仲買人:
「ちょっと高かったが、一発目なので良かったと思う」
初競りは、「タイ」が1キロ当たり5000円、「クエ」が6000円、「白アマダイ」が8000円など全般的に堅調な取り引きで終わりました。
クエなど落とした仲買人:
(Q.今年の抱負は)「どんどんいっぱい魚買って、漁師さんのこともあるので、とにかく魚を買っていくことかなと思う」
長崎魚市総合企画部・山内一馬さん:
「高値も出ていたので幸先のいいスタートだった。今年は辰年ですので、魚価の方も更に向上して需要の方も増えていってくれればと期待している」
競り落とされた魚は県内の鮮魚店や東京、大阪などを中心に出荷されます。