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【長崎】新型コロナ県内で5人 県外由来が75%

2021年04月02日

専門家が「第4波の兆し」と危惧する長崎県内の新型コロナ感染状況。2日は県内で5人の感染が発表されました。県は県外由来の感染事例が増えているとして警戒を呼びかけています。新たに感染が判明したのは長崎市、佐世保市、諫早市、大村市、長与町でそれぞれ1人ずつの合わせて5人です。このうち長崎市の1人は1日までに確認された人の接触者などで市は新たなクラスターが発生したとして2日午後7時から会見を開き、詳細を説明します。佐世保市の10代のパート従業員の女性は3月31日に感染が発表された20代の会社員男性の濃厚接触者として検査をし陽性と判明しました。佐世保市は3月26日以降、市内で4人の感染者が発生したことから市が独自に設定する感染状況の基準をフェーズ2から3に引上げ、感染症対策の徹底を市民に呼び掛けています。諫早市の10代の男子学生は3月31日、発熱や下痢の症状が出て4月1日の検査で陽性が判明。大村市の20代女性は3月27日に県外から転入し、その2日後に発熱、医療機関で陽性とわかりました。また長与町の40代女性は佐賀県の陽性者の接触者として検査を受け、感染がわかりました。県は先月以降、初発と考えられる感染事例の75%が県外由来だとして県外との不要不急の往来の自粛や、帰省や異動などで来県した人は2週間程度、会食などを控えるよう呼びかけました。また3月31日初めて長崎県内で「変異株」が確認されたことから今後、県内でも変異株が増えることを前提に対策を進めるとしました。県の中田勝己福祉保健部長は「今後県として変異型に置き換わった時にどのように医療体制が対応できるのかしっかりと対応していきたいと考えている」と話しました。