【長崎】島原祖母殺害の孫に執行猶予付き有罪判決
去年、島原市で同居する祖母を殺害した罪に問わている37歳の孫の男の裁判員裁判で、長崎地裁は6日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。判決によりますと島原市の無職宮崎和浩被告(37)は、去年5月、殺意を持って同居する祖母サツ子さん(当時91)の顔を殴り、上半身を複数回足で踏みつけるなどして外傷性ショックにより死亡させました。判決で潮海二郎裁判長は「犯行態様は執拗で悪質。被害者は強烈な痛みを感じながら命を奪われた。犯行は状況に応じた対応が一定程度できており、心神喪失の状態になかった」とする一方「祖父母2人の重い介護負担を一人で抱え込んだ被告人の精神的負担は大きく、心神耗弱の状態だった」などとして懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年を言い渡しました。