【長崎】新型コロナ新たに505人感染 1人死亡
長崎県などは新たに505人の新型コロナ感染と1人の死亡を発表しました。高校の部活動など新たに7つのクラスターも発生しています。市町別の内訳は長崎市152人、佐世保市150人、大村市44人、諫早市28人、島原市18人、雲仙市・時津町各17人、南島原市16人、川棚町13人、長与町11人、西海市・波佐見町各8人、五島市7人、松浦市・東彼杵町各4人、平戸市・対馬市各3人、壱岐市・佐々町各1人など13市6町で505人です。このうち「みなし陽性」は35人です。総数は前日より172人、先週火曜より93人増え、4日連続で前の週を上回りました。年代別では10代が最も多い117人、20代95人、40代69人、10歳未満が68人、30代57人、50代40人、60代24人、70代18人、80代11人、90歳以上6人となっています。8日現在、長崎県内の入院患者は前日より10人増え107人、このうち重症患者は2人で病床使用率は18.8%です。宿泊療養者も前日より10人増え180人、自宅療養者は2995人です。 長崎市では新たに4つのクラスターが発生しました。市内の医療機関で医療従事者5人と患者4人の感染が判明、市は利用者など関係者の把握ができているため病院名の公表は控えるとしています。市内の県立高校の部活動2つでそれぞれ生徒10人と生徒6人が感染し、クラスターとなりました。また事業所でも従業員5人の感染が確認されました。長崎市役所は福祉部の50代女性職員と上下水道局の50代男性職員の感染も発表しました。また新型コロナの療養中だった長崎市の80代無職の男性が8日に亡くなったことも発表されました。長崎県内の新型コロナによる死者は124人となりました。 佐世保市では新たに3つのクラスターが発生。市内の県立高校で同じ部活の生徒10人、高齢者福祉施設で12人(職員2人、利用者10人)、小学生が対象の地域のスポーツクラブでは関係者11人の感染が判明しました。この他、佐世保市教委の40代女性職員、佐世保市消防局の30代男性職員も感染しました。アメリカ海軍佐世保基地の日本人従業員では、佐世保海軍施設の50代女性の感染が判明しました。また市はアメリカ海軍佐世保基地で9日までに新たに軍関係者8人の感染が確認されたと発表しました。また佐世保市は3回目ワクチンの集団接種について、1日の予約人数が予定に達しない状況が続くことから「佐世保港国際ターミナルビル」での接種を22日(日)で終了すると発表しました。予約は20日(金)まで受け付けます。市内での3回目接種は、県が「レオプラザホテル佐世保」に設置する大規模接種センターで28日(土)まで利用でき、医療機関での個別接種も可能です。 この他、長崎県庁水産部の40代男性職員、県南地区の警察署に勤務する20代男性警察官、県北地区の警察署に勤務する20代男性警察官、県警本部の30代一般職員の女性、諫早労働基準監督署の職員も感染しました。一方、8日時点の長崎県内のワクチンの接種率は1回目が81.9%、2回目が80.5%、3回目が58.7%といずれも全国平均を上回っています。