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2026/05/16

夢を追う若き探査者たち――長崎西高・物理部が「宇宙甲子園」日本一に!

この春、長崎西高校物理部が全国の舞台で輝かしい快挙を成し遂げました。彼らが挑んだのは、全国の高校生たちが宇宙技術を競い合う「宇宙甲子園」。そして見事、缶サット部門で日本一――。その舞台裏には、夢と情熱、仲間との絆、そして大人世代にも共感を呼ぶ“ものづくり”の原点がありました。

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「夢中になれること」が未来を切り拓く

長崎西高校物理部には、22人の高校生が所属し、日々プログラミングや電子工作、人工衛星の研究に励んでいます。今年3月、部員4人のチームが「宇宙甲子園」缶サット部門に出場。全国11校の頂点に立ちました。

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缶サットとは、空き缶サイズの模擬人工衛星。自分たちでミッションを設定し、観測や探査ができる缶サットを自作します。西高チームのミッションは「地球外生命の痕跡となる有機物の探査」。NASAが火星で実際に行っているような、本格的なテーマにロマンを感じて挑みました。

仲間と挑む「ものづくり」の感動

主軸となったのは3年生の石橋周さんと分藤嘉紀さん。車輪で地表を走行できるローバー型探査機「TRACER(トレーサー)」を、1年間かけて二人で開発。ミッションの理論や機体設計を石橋さんが、基板やプログラムを分藤さんが担当――それぞれの得意分野を活かし、何度も失敗と試行錯誤を重ねながら、力を合わせて完成させました。

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「僕は手を動かすのが得意だけど、論理や実験は石橋が補ってくれる」
「分藤君なしでは缶サットは作れなかった」

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互いを認め合い、支え合う姿は、まさに“チームで夢を追う”ものづくりの原点です。

失敗も、意見の違いも、成長の糧に

開発中はトラブルも多く、思わぬ失敗や意見の食い違いもありましたが、「冷静に説明し合う」「詳しく話すことで理解し合う」――そんな姿勢が、彼らの成長を支えました。大人世代にも思い出がある“熱中した青春の日々”を、彼らは今まさに体現しています。

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日本一のその先へ――世界大会への挑戦

大会本番、ロケットで打ち上げられたTRACERは、パラシュートで着地後、気圧や車体の傾きなどから、地面に降りたと自ら判断すると、保護用に巻かれた膜を切り開いて脱出します。そして、機体に取り付けられたニクロム線で地表を加熱し、有機物を含んだガスが出るかを検知します。

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観測データは無線で送信され、AIを使った自作の分析画面に表示されます。努力の結晶が見事に動き、優勝の瞬間には「1年間の積み重ねが報われた」と大きな達成感に包まれました。

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後輩たちも先輩の背中を見て、「自分も挑戦したい」と夢を膨らませています。チームは今年11月、タイで開かれる世界大会へ。「行くからには優勝して、私たちの技術力とアイデアを世界に見せたい」と、さらなる高みを目指しています。

若者の夢は、世代を超えて心を動かす

子どものころから宇宙に憧れ、仲間と共に“本気で夢を追いかける”――その姿は、かつて夢に向かって走った大人世代の心にも、きっと熱いものを呼び起こすはずです。

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“夢中になれること”に出会い、仲間と挑戦し続ける――それは、年齢に関係なく、人生を豊かにしてくれる大切なエネルギー。長崎西高校物理部の若き探査者たちの物語は、今を生きるすべての人に「夢を追いかけるって、やっぱりいいな」と思わせてくれる、希望のストーリーです。

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長崎西高校物理部のこれからにも、大きなエールを――

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5/16(土) 12:00

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