長崎市銅座町に本格割烹の店「割烹 舞ぅ(ぶぅ)」がオープンしました。
「西浜町」・「新地中華街」電停からすぐ。歴史ある建物が目印です。「甘焦(かんしょ)倉庫」と書かれた看板は、明治時代にバナナの倉庫だった名残です。
店に入るとカウンター。靴を脱いで上がるスタイルで、足を伸ばしリラックスできます。
店主の神保祥太さんは、山形県生まれ。長崎に縁はありませんが、趣ある建物に一目ぼれして、9月にオープン。長崎の食材を中心に、幅広い年代に向けた季節感と創意工夫を凝らした和食を提供しています。
食事の前には、「食前酒」ならぬ「食前酢」をどうぞ。数種類のおちょこの中から好きな器を選び、自分で注ぐスタイルです。毎月変わるオリジナルブレンドで、今回は「ブドウと黒酢」。さっぱりとしていて、食欲がぐんと湧いてきます。
「舞ぅ」の名物ランチは「たまて箱(1,980円)」。美しい小鉢が6種類も並び、お造り、茶わん蒸し、魚のみそ煮など盛りだくさん。ご飯とお味噌汁もついて、お腹も心も大満足です。
季節の味覚もたっぷり。今のおすすめは、対馬直送のクエのお造り。神保さんの友人が対馬から送ってくれるクエです。イカの酒盗と青トウガラシを混ぜたゴマだれでいただくと、肉厚で旨みが強いクエの美味しさが一層引き立ちます。
クエのお造りは1枚残してください。ゴマだれごとご飯にのせ、出汁をかけて「だし茶漬け」に。お刺身とはまた違う味わいに思わず笑顔がこぼれます。ご飯は神保さんの故郷、米どころ山形県産のブランド米「つや姫」です。
食後には季節の和スイーツもぜひ。今は柿を使った和菓子や、ゆず入りの自家製小豆&黒ゴマアイスが人気。ボリューム満点のランチの後でも、つい頼んでしまう美味しさです。「自家製甘味+飲み物(400円)※ランチ注文の方」
ディナーはさらに豪華です。11品の「花麗(はなうらら)7,000円※要予約」。「満月豆腐」、「サーモンの奉書まき・バジル酢味噌」など目にも楽しい料理や、栗をコーヒーで炊いて豆腐の白和えにのせて提供するなど和食の域にとどまらない新しい食の楽しみを提案しています。
お店のコンセプトは、「大人の遊園地」。割烹のイメージが変わる新しい和食体験ができそうです。カウンター席のほかに椅子とテーブルの個室もあります。
割烹 ぶぅ
住所 長崎市銅座町3-28
電話 095-823-8510
営業 ランチ 11:00~14:00(L.O.)
ディナー18:00~20:00(L.O.)※コースのみ・要予約
休み 日曜・不定休あり
インスタグラム kappou_buu