波佐見町の「鬼木の棚田」は、日本の棚田百選にも選ばれている人気の観光スポットです。この時期、黄緑色の稲穂が実り豊かな農村の風景がみられます。
秋分の日の9月23日に開かれた「鬼木棚田まつり」。26回目の今年もたくさんの人が訪れました。
みなさんのお目当てが、地元の人たちが作る手作りの「かかし」です。今年も世相を反映した80体の「かかし」が、訪れた人を楽しませました。
辞任間際の石破総理に、アメリカのトランプ大統領など、今年のニュースの主役を少しコミカルに表現しています。
不信任決議で市議会を解散したあの女性市長です。タイトルは、「私は、ヤメマセン」。
訪れた人:
かかしは今年もパンチきいてて面白いです
朝ドラで注目された人に似ていますが、こちらは「やなせかかし」です。
子どもからも人気を集めていたのが...
子ども:
ミャクミャクー
そう、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」です。各国の国旗をあしらった姿は、まるで大阪の会場から抜け出してきたかのようです。
多くの人が訪れる人気のイベントですが、ここにも地域のイベント共通の悩みがあります。
鬼木棚田協議会・渋江耕造会長:
「少子高齢化と担い手不足で、この鬼木棚田まつりも年々縮小せざるを得ない。今年またそれに反してたくさんの方がおいでいただいてずっと現状を維持していきたいなと思います」
「鬼木棚田まつり」は終了しましたが、かかしは10月12日(日)まで展示するということです。