体重110キロ。身軽なフットワークで、日々、事件・事故を追いかけるNCC長崎文化放送の報道記者中嶋航大(31)。大好きな長崎グルメの新たな魅力を発見するために「満腹記者」として、今週も聞き込みをスタートします。
満腹記者
「きょう朝ごはんを食べてきていないんですよ。めちゃくちゃお腹が空いていて・・・ガッツリ系が食べられたらいいな」
聞き込みの場所に選んだのは、全長960メートル、日本一長い直線アーケード商店街「さるくシティ4〇3アーケード」。この日は、台湾からの乗客約3400人を乗せたクルーズ船が佐世保に寄港し、商店街はいつも以上ににぎわっていました。
満腹記者
「ものすごく人がいるけど海外の方ばっかりで、むしろ聞きづらいような…」
商店街のあまりのにぎわいに戸惑っていると、声をかけてくる大柄な外国人の男性が。これはチャンス!
声をかけてきたのは、アメリカ出身のケン・ダチェスさん。
ケンさん
「ここ(佐世保市)で仕事をやっていますから」
満腹記者
「日本に来てどのくらい?」
ケンさん
「平成元年からずっと」
ケンさんは、長崎に20年以上暮らし、現在は長崎市と佐世保市を行き来する二拠点生活を送っているそうです。
ケンさん「ここからまっすぐ行って出るところで左側にC&Bバーガーズがある。おいしいです。そこのベーコンチーズバーガーおいしいですよ」
今回は、佐世保を愛するアメリカ出身のケンさんイチオシ!C&Bバーガーズにロックオン。
ケンさんの提案で、一緒にお店へ向かいます。アーケードの下京町側にあるようです。
満腹記者
「ありました。四ヶ町商店街の入口のお店ですね」
店に着くと店頭には、「45分待ち」の表示があります。人気店であることがわかります。
取材交渉には、ケンさんも同行。
店のスタッフ
「いつもありがとうございます」
常連のケンさんのおかげで、混雑しているにも関わらず、すんなりと取材OKをいただきました。ケンさんと相席取材です。
「佐世保C&Bバーガーズ」は、佐世保市下京町で2016年に創業しました。佐世保市が設置した委員会が認定する佐世保バーガー認定店の1つです。海外からのお客さんもたくさん訪れる人気店です。
ケンさんはいつも食べるという「ベーコンチーズバーガー」を、私はお店イチオシの「C&Bダブルバーガー」を注文しました。
佐世保C&Bバーガーズが提供するのは、「ちょっと大人な佐世保バーガー」。
「C&Bダブルバーガー」(1300円)は、毎日手ごねで仕込む国産合いびき肉のパティが2枚。そこに、特注の厚切りベーコンやチーズ、トマトにレタス、玉ねぎをサンドしています。
佐世保バーガーではやや甘めなマヨネーズを使うお店が多いのですが、あえてあっさりタイプのマヨネーズを使い、仕上げのブラックペッパーで全体の味を引き締めています。
店のスタッフ
「失礼しますお待たせしましたベーコンチーズバーガーとダブルバーガーです」
満腹記者
「高さ10cmくらいありそうな」
厚さに圧倒されながらかぶりつきます。
満腹記者
「ベーコンとハンバーグで食べたときに幸せですね口の中が」
ボリュームたっぷりですが、味はしつこくありません。
3週間ぶりと言うケンさんも待ちきれなかったように「ベーコンチーズバーガー」(800円)にかぶりつきます。納得するように何度も何度もうなずきます。
ケンさん
「最高にお腹空いていた」
パティ1枚に薄切りベーコンをサンドしたスタイルは、子どものころから慣れ親しんだ本場アメリカの味に近いそうです。
ケンさん
「本当に小さい頃からの大好きな味です」
きょうの出会いに瓶コーラで乾杯!
シンプルだけど奥深いちょっと大人な佐世保バーガー。最初の一口で笑顔に、最後のひとくちで満腹に。佐世保の「うまい」をまたひとつ見つけました。
偶然の出会いから、まさかの一緒に食リポへ。個性あふれる佐世保バーガー。味も出会いもボリューム満点でした!
佐世保C&Bバーガーズ
住所 佐世保市下京町3−1
電話 0956-59-6399
営業 11:00~20:00(土日祝は10:00~)
ラストオーダー19:30
休み 水曜