天正遣欧少年使節ゆかり地、東彼・波佐見町で中学生らがかかしを作りました。
天正年間、日本で初めてヨーロッパに渡った4人の少年に関わりがある市や町の首長会が主催し、交流の輪を広げようと開きました。
波佐見町は、「原マルチノ」の出生地で、会場には、雲仙市や西海市、宮崎県西都市など7つの市や町から夏休み中の中学生32人が参加しました。
作っているのは4人の遣欧少年のかかしです。材料は、ペットボトルやビニールの袋、古い布などです。4つの班に分かれ、少年の姿を想像しながら腕や顔、体などを組み立てていきます。
指導するのは、地元でかかし作りをしている人たち。背丈は約120センチほど。最後に、顔に目や口を描いて完成です。
作業開始から約2時間。天正遣欧少年使節の千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノ、伊東マンショ4体のかかしが完成しました。
小浜市から来た中学生:
「初めての経験でしたが、とても楽しく出来たので良かったです」
宮崎西都市から来た中学生:
「宮崎県ではこういう経験があまり無いので楽しかったです!」
4体のかかしは9月に波佐見町で開かれる「鬼木棚田まつり」に展示されます。