平和祈念式典に向けて、犠牲者にささげる「献水」の準備が進められました。
長崎市松山町の平和公園にある「平和の泉」では9日の平和祈念式典で献水を務める小中高生3人が水をくみました。原爆投下直後、熱線を浴びた人々が水を求め市内をさまよったことから原爆犠牲者の慰霊のために水を式典で捧げています。
高校生代表の渡邊弥優さんは曾祖母が被爆者の被爆4世です。
高校生代表・長崎商業高校2年・渡邊弥優さん(16):
「原爆を伝えていける方が減ってきていると思うので、今度は自分がつないでいかないという気持ちをもって献水に臨みたい」
9日の式典では、市内5か所で汲んだ水を犠牲者に捧げます。