台風30号は25日夜9時に東シナ海で温帯低気圧に変わりました。県内では、24時間雨量が各地で10月の観測史上最大となり、崖崩れも起きました。
台風から変わった温帯低気圧が前線を伴って九州を通過した影響で、県内では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となりました。
26日朝までの24時間雨量は五島市福江で283.5ミリ、平戸で246.5ミリ、五島市上大津で226.5ミリ、松浦で191.5ミリ、西海で137.5ミリと、県内5地点で10月の観測史上最大を記録。(西海は2021年観測開始)
県内では、26日午前5時時点で最大110世帯120人が128カ所の避難所に身を寄せました。海の便は、しけによる欠航が相次ぎました。
利用客:「フェリーで帰る予定です。五島に。子どもの試合を見に来てて。その帰りで、はい」101945~5秒「最終が出ればいいですけど」
利用客:「最終フェリーを出ると信じて待って。出なかったら泊まって明日」
九州商船は、長崎と五島を結ぶジェットフォイルが全便欠航し、フェリーは最終便を除き欠航。佐世保と上五島を結ぶ高速船とフェリーは26日全便欠航し、27日の始発便も欠航します。一方、南島原市口之津町では25日、係留していた漁船を見に行った79歳の漁業の男性が、船のそばの海底に沈んでいるのが見つかり、死亡が確認されました。
また佐世保市は26日、今回の雨で、9月3日から減圧給水制限を実施していた南部地区唯一の下の原ダムの貯水率が92.0%まで回復したほか、中部5カ所のダムの平均が97.4%、北部の「つづらダム」も100%まで回復したことから、市内全ての渇水対策を終了すると発表しました。