国スポ・少年男子ソフトボールで連覇を目指す長崎県選抜チーム。県内3校から選ばれた13人が、全国の頂点を目指して青森県での本大会に臨みます。
チームの中心となるのは、大村工業の選手たち。13人のうち8人を占めます。納冨剛監督が勝利の鍵に挙げるのは、バッテリーを中心とした堅い守りです。
その要となるのが、U18日本代表にも選ばれたエースの濱野恵成投手(大村工業3年)。ライズ、ドロップともに123kmを誇る、高校生トップクラスのスピードボールが武器です。
濱野投手は、この夏、大きな悔しさを味わいました。大阪で開催されたインターハイでは、連覇を目指して決勝に進出。
広島代表の御調高校との決勝で先発を任され、2回まで無失点に抑えましたが、3回と4回にホームランを浴びて6失点で降板。チームも1対7で敗れ、準優勝に終わりました。
濱野投手は「2連覇も懸かっていたけど、投げていて相手が上だったし、力が不足していた。国スポで日本一になって、恩返しできるように頑張っていきます」と雪辱を誓います。
チームを支えるのは、大村工業の選手だけではありません。島原工業から選ばれた4人も、全国優勝を目指す仲間です。
島原工業3年宮本瑛斗選手は、県高総体では大村工業に敗れたものの、九州大会で優勝を経験。「チームが一つになってやっていかないと、日本一を達成できないと思う。声を出したり声をかけたりして、チームに貢献できるように頑張りたい」と話します。
さらに13人の中で唯一、佐世保西から選ばれたのが松尾颯太選手です。9月の新人戦では、佐世保西の後輩たちが29年ぶりの優勝を果たしました。
松尾選手は「去年も自分たちは島原工業に負けてしまって、悔しい思いをした。後輩が大村工業にも勝って活躍してくれたのは、自分にも刺激になって、頑張ろうと思います」と決意を新たにしています。
国スポでは、各校の単独チームで出場する県もある中、長崎は3校の選手で構成する選抜チームとして出場。合宿や県外遠征を重ね、チームの結束力を高めてきました。
納冨監督は「単独チームで出るより、県の代表としてチーム長崎でやっていくことに意義がある」と選抜チームで戦う意味を語ります。
大村工業3年の持原力主将も「もちろん2連覇は目指していきたいけど、目の前の試合にしっかり集中して、全員で勝っていきたい」と力を込めました。
3校の思いを一つに、再び全国の頂点へ。国スポ・少年男子ソフトボールは、17日から青森県で行われます。