トランスコスモススタジアム長崎で4日(日)に初めて開催された宅島Gスプリントは、100mに特化した全国初の大会です。中学生・高校生、約400人が参加し、1日で約100本のレースが行われました。
大会には、長崎出身の大学生や社会人とともにスペシャルレースに出場する3人の招待選手も登場。
最も注目を集めたのは、9秒95の日本記録を持つセイコーの山縣亮太選手です。2014年の長崎国体で優勝して以来、12年ぶりとなる長崎でのレース。
そして、山縣選手の大学の後輩で、大学時代にはインカレ男子100mで日本一に輝いた経験を持つアットホームの永田駿斗選手。
さらに、大会アンバサダーを務める宅島グループ所属の池田成諒選手も出場しました。池田選手は大会アンバサダーとして、競技だけでなく企画や運営にも中心となって携わっています。
スペシャルレースは2本行われ、まずは1本目。ところが、スタートで池田選手がまさかのフライング。審判団との確認の結果、失格となり、大会アンバサダーがレースを離れるという波乱の幕開けとなりました。
7レーンが空いた状態で8人によるレースが行われ、山縣選手が1着、永田選手が2着。追い風0.7mの中、山縣選手は10秒43、永田選手は10秒51をマークしました。
レース後、池田選手は「みなさんの声援がすごすぎて、背中を押されすぎてしまいました。次は走りで名前を覚えてもらえるように、頑張ります」と、2本目に向けて気持ちを切り替えました。
そして、約3時間後。大勢の観客で埋まったトラスタ長崎で、スペシャルレースの2本目が行われました。第1回大会のスペシャルレース、その栄冠をかけて競い合います。
今度は全員が一発でスタート。序盤は永田選手が好スタートを見せ、池田選手も食らいつきます。しかし、後半に山縣選手が強さを見せました。10秒35で山縣選手が優勝。
2位に永田選手、3位に城西大学の深山選手が入り、池田選手は10秒55で4位となりました。
山縣選手は「もうちょっとタイム出したかったですけど、優勝できて良かった。一緒に走った駿斗くんと成諒くんと、一緒に練習した仲間と走れたのがすごく楽しかった」と笑顔を見せました。
さらに、100mに特化した新たな大会について「記録を狙う意味でも今後盛り上がっていくんじゃないかという期待感がありました。自分もチャンスがあるならまた出たい」と、今後の大会への期待を語りました。
永田選手も「今回山縣さんが来てくれて、来年・再来年と大きくなっていったら長崎の陸上界も盛り上がる」と話し、山縣選手に「また来てくださいね」と呼びかけました。
大会アンバサダーとして、選手として、そして運営にも携わった池田選手。1日を終え、「改めて陸上競技というのはすごい力を持っているなと感じました」と振り返りました。
スタンドから声援を送る子どもたちの姿を見て、「本当に開催できて良かったなと思いました。スポーツを通して一人でも多くの子どもが大きな夢を描いて、前に挑戦する原動力になったらいいなと思います」と、未来のアスリートたちへ思いを込めました。