路面電車の運賃をクレジットカードなどで支払う「タッチ決済」が、10月以降も利用できることになりました。割引サービスも、一部を除いて継続されます。
吉永龍司アナウンサー:「長崎電気軌道は、これまで実証実験で行っていたクレカ乗車を、10月から本格導入することに決めました」
長崎電気軌道は、公共交通のキャッシュレス化を進めるため、去年10月から、交通決済インフラ大手の「三井住友カード」と協力し、クレジットカードのタッチ決済の実証実験を行ってきました。
その結果、クレカ乗車の利用割合は、去年10月の2.4%から、今年7月には5%に上昇するなど、利用が広がりました。
年代、性別で見ると、男女ともに20代以下の利用が最も多くなりました。
また、利用者の9割が日本人、1割がインバウンドで、クルーズ船の寄港日には、インバウンドの利用回数が1.5倍に増えることも分かりました。
こうした利用の広がりを受け、長崎電気軌道は、10月以降もクレカ乗車を利用できるよう、サービスの本格導入を決めました。
長崎電気軌道向賢治取締役経営企画室長:「タッチ決済乗車を単なる支払い手段ではなく、市民の外出支援、観光客の周遊、車内混雑の緩和、地域の活性化につながる仕組みとして育てていければと考えています」
また、クレカ乗車に伴うお得な割引サービスについても発表しました。
1年間好評だった、運賃30円引きの「免許返納割引」と、JR長崎駅の総合観光案内所で1000円で宿泊施設まで手荷物を配送する「手ぶらで長崎観光」の利用者を対象に、路面電車の初回運賃が無料になる「手荷物配送割引」は、10月以降も継続します。
一方、利用者が伸び悩んだ「オフピーク1日上限割引」と、「1か月上限割引」は、今月末で終了します。
長崎電気軌道は、「今後も行政や地域と連携しながら、公共交通をより便利で持続可能なものにしていきたい」としています。