
15日、雲仙市立土黒小学校で起きた火災で、警察官が児童の持ち物検査を始めたものの、途中で中止したことについて、県警は「丁寧さや妥当性に欠いていた」と説明しました。
土黒小学校では15日(火)午前7時55分ごろ、校舎3階の廊下にある木製棚に置かれていた複数の段ボール箱など約6平方メートルが焼けました。
約150人の児童と教職員16人は全員、校庭に避難し、けがをした人はいません。
火災のあと、駆けつけた警察官が4年生から6年生の児童を対象に持ち物検査を始めましたが、途中で中止しました。
学校から保護者に検査の実施をメールで伝えていましたが、県警本部は「全員の同意を得たわけではなく、児童の心理的な負担が危惧される」として、検査の中止を指示したということです。
県警捜査一課は取材に対し、「より丁寧な対応が求められる中で、妥当性に欠いていた」としています。
25人の児童の身に着けているものを確認し、火災に関係するものは無かったということです。
土黒小学校では、7月にも音楽準備室で不審火が起きていて、警察が出火原因を調べています。
また、学校では、児童の心のケアのため、希望した12人に、スクールカウンセラーとの面談を実施したということです。