
7月と15日の二度、校内で不審火が相次いだ雲仙市立土黒小学校は昨夜、保護者説明会を開き、火災後、警察官が児童の持ち物検査を始めたものの、児童の心のケアを考慮して途中で打ち切ったことなどを説明しました。
また市教委は、校舎内の防犯カメラを増やす方針を示しました。
坂本凌大アナウンサー:「雲仙市の国見町文化会館です。土黒小学校での火災を受け、保護者説明会が行われます。次々と保護者が中に入って行きます」
土黒小学校では、15日午前7時55分ごろ、校舎3階のパソコン室前の廊下の木製棚に置いていた複数の段ボールが燃え、棚や紙の壁飾りなどを含む廊下の一部約6平方メートルが焼けました。
近くの6年生の教室にいた児童が火に気付いて非常ボタンを押し、校長や教職員らが消火器や消火栓ホースで消火し、約10分後に消し止めました。
当時、校内には約150人の児童と教職員16人がいましたが、全員、校庭に避難し、けがをした人はいません。
焼けた木製棚付近に火の気はなかったということです。
土黒小学校では、7月14日にも、火の気のない3階の音楽準備室内で掃除用具入れが焼ける不審火が起きています。
保護者説明会には、約60人が参加しました。
保護者によりますと、酒井仁史校長(61)は、火災の経緯に加え、火災後、警察官が児童の服のポケットなどに何が入っているかを調べる持ち物検査を始めたものの、児童の心のケアのため、警察官が自ら中断したことなどを説明しました。
また雲仙市教育委員会によりますと、現在、校舎1階の玄関と廊下に3台設置している防犯カメラについて、新たに2階と3階にも設置する方針を保護者に示しました。
今後、学校と設置場所などを協議していくということです。
保護者:「まず、子どもたちが無事で良かったとは思うんですけど、また3回目もまた起きると思う不安がありますね」
警察は放火や失火の可能性も含め、出火原因を調べています。