長崎人の血沸き肉躍る秋祭りまで、あと41日。早くも「もってこ~い」の掛け声です。長崎市長と長崎伝統芸能振興会が、長崎くんちの踊町を激励訪問。各町とも、仕上がりは上々のようです。
今年の踊町は6カ町。7年に一度巡ってくる踊町は、2020年から2022年までコロナ禍などによる3年間の中止を挟み、10年ぶりの奉納となります。
今籠町は「本踊」を奉納します。前々回の2009年に57年ぶりの復活を果たした今籠町。前回は、かつて籠職人の町だったことにちなみ、花籠を持った踊り子が華麗に舞い踊る演目で観客を魅了しました。今回は、6人の踊り子らが織りなす美しく鮮やかな奉納踊で長崎の街に華を添えます。
筑後町は「龍踊」。青龍2体と白龍1体が、月に見立てた宝珠を目がけ、天高く舞い踊ります。中でも、3体の龍が踊場に集結し、ひしめき合いながらも荒々しく乱舞する「巴踊り」は、筑後町独自の大技。龍の昂った感情を全身で表現し、観客を大いに沸かせます。
鍛冶屋町は、「宝船・七福神」。帆に「寶(たから)」の文字を掲げた豪華絢爛な「宝船」に乗って「七福神」が登場します。七柱それぞれの性格を表現した踊りで観客を楽しまたあと、七福神に導かれた宝船が優雅に、そして力強く曳き回されます。長崎のまちへ福を運ぶ演し物です。
上町は、「上町コッコデショ」。前々回までは本踊を奉納していましたが、町の活性化を目指し、前回から「上町コッコデショ」を奉納しています。「対馬ひのき」を使って新調した、約1トンの山車を担いで踊場を駆け回ったあと、「コッコデショ」の掛け声とともに山車を高々と投げ上げ、片手で受け止める迫力満点の離れ業が最大の見せ場です。
元船町は「唐船祭」。鎖国時代の唐船貿易の様子を再現した「唐船祭」は、全ての演し物の中で唯一、神様の「媽祖様」が祭られています。江戸時代に中国から伝わった音楽「明清楽」の調べに合わせ、「胡娘」があでやかな舞を披露。その後、唐船の回転軸を移動させながら縦横無尽に曳き回す「ドラゴン」が大きな見せ場です。
油屋町は「川船」。根曳衆による勇壮な「根曳唄」とともに踊場へ入場する姿は大きな見どころです。豪華な長崎刺繍の船頭衣装を身につけたかわいい船頭にも注目です。網打船頭による網打ちのあと、軽快な囃子に合わせて、総檜造りの船体が踊場狭しと豪快に曳き回されます。
今年の長崎くんちは、10月7日水曜日から9日金曜日までの3日間です。