9日の長崎平和祈念式典で、台湾の駐日代表が出席を見送った件をめぐり、長崎市の鈴木市長は抗議などの意見が約650件寄せられていることを明かしました。
式典には、台湾の駐日大使に相当する李逸洋駐日代表が出席の意向を示していました。しかし、座席を各国の大使らとは別のエリアに配置されたとして、出席を見送り、駐福岡弁事処長が代理で出席。抗議声明を発表しました。市は、海外からの出席者のエリアを設け、その中で各国の大使らを前列に、台湾代表はその後ろの列に配席したと説明しています。
これについて、鈴木市長は25日の定例会見で、市の内外から24日までに、電話で約400件、メールなどで約250件、意見が寄せられたと明かしました。「大使と同様に扱うべきだ」「配席を見直すべき」など、大半が市の対応を批判する内容だということです。
鈴木市長は「このような事態になっていることを重く受け止めている」とし、次のように述べました。
鈴木史朗市長:「台湾は我が国にとって、そして長崎市にとっても、経済、文化、観光、人的交流など、幅広い分野で深いつながりを持っている、重要なパートナーであると思っている。今後しっかり、信頼関係を構築していく」
式典以降の台湾側とのやり取りについては「詳細は差し控える」としました。寄せられた意見を受け、市は今後、市の考えをウェブサイトに掲載する予定です。