長崎原爆の犠牲者を救護し、亡くなった人たちを追悼する慰霊祭が11日、諫早市で行われました。
諫早市天満町の百日紅公園で営まれた慰霊祭には、諫早市原爆被災者協議会の森多久男副会長(69)や大久保潔重諫早市長(60)、児童・生徒など約100人が参列しました。
81年前の8月9日、長崎に原爆が投下された直後から、救援列車などで負傷した人たちが次々と諫早市へ運ばれました。
当時、市営の火葬場があったこの場所では、400人から500人が火葬されたとされています。
諫早市原爆被災者協議会・森多久男副会長(69):
「諫早で何が起きたかというのをこの公園で知り、思いを継承していただき、平和の尊さを私たちと一緒に伝えていただければと思います」
慰霊祭は、火葬が本格的に始まったとされる8月11日に合わせて開かれ、被爆75周年の6年前に慰霊碑が建立されて以来、毎年執り行われています。
参列した市内の児童・生徒らは、自ら折った千羽鶴を慰霊碑へ奉納し、核兵器廃絶への思いを新たにしていました。
慰霊祭は、午前10時59分から午後0時15分までの1時間16分を予定していましたが、途中、熱中症とみられる症状の生徒2人が出たため、予定を繰り上げて終了しました。2人は救急車で搬送されましたが、ともに意識はあったということです。