
長崎県内は梅雨前線の影響で雨が降り続き、各地で土砂災害が発生しています。
気象台は、25日(木)明け方から昼前にかけて南部と北部で土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。九州付近に停滞する梅雨前線に向かって、温かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
宇佐美武史記者:「長崎市田中町です。国道沿いのがけが崩れ、赤い土がむき出しになっています。崖の上には数軒の住宅があるのが確認できます」
24日(水)午前6時13分ごろ、長崎市田中町の切通交差点で、国道34号に面する北西側の斜面が高さ20メートル、幅10メートルにわたって崩れているのを、長崎河川国道事務所の職員が見つけました。
土砂は歩道に流入し、午前8時ごろから歩道の通行が規制されています。車道は通行できます。崩れた崖の近くには5世帯が住んでいて、警察が避難を呼び掛けています。このほかにも市内で崖崩れが相次ぎました。
雨は24日(水)未明から朝にかけて強まり、気象庁は午前5時8分、長崎県南部で3時間以内に線状降水帯が発生する恐れがあるとして、直前予測を発表しましたが、その後、発生はありませんでした。
24時間雨量は、五島市福江で300ミリを超えたほか、諫早市と大村市で200ミリ前後、長崎市や佐世保市、島原市、西海市、新上五島町などで100ミリを超えています。現在、県の南部と北部、五島にレベル2・土砂災害注意報、南部と北部にレベル2・大雨注意報が発表されています。
24日(水)に予想される1時間雨量は、多い所で、南部と北部、五島で40ミリ、壱岐・対馬で20ミリです。25日(木)正午までの24時間雨量は、多い所で、南部と北部で200ミリ、五島で150ミリ、壱岐・対馬で50ミリと予想されています。
長崎県の南部と北部では、25日(水)明け方から朝にかけて、非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。また長崎県内は、25日(水)にかけて、局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風の恐れがあります。
長崎地方気象台は、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に注意・警戒するよう呼びかけています。