
県は、中東情勢の悪化による物価高騰対策として、国の重点支援地方交付金などを活用した追加の補正予算案を県議会に提案しました。
追加の補正予算案は総額49億7300万円余り。LPガスの価格高騰分への支援として約2億9000万円を盛り込みました。消費者の負担を減らすため、LPガスの販売事業者を通じて、8月から12月まで5カ月間の使用料金を1世帯あたり総額800円の値引きを実施します。このほか、医療機関や介護・障害者施設を対象とした電気・ガス・ガソリンなどのエネルギー価格や、食材料費の高騰分への支援として5億2500万円などを盛り込んでいます。
19日から始まった県議会一般質問で、自民党の溝口芙美雄県議は追加補正予算について質し、「スピード感ある迅速な対応」と評価しました。
平田知事:
「社会経済情勢を注視しつつ、スピード感を持って県民生活を下支えし、県内経済活動に資する施策の推進に力を注いでまいります」
追加の補正予算により6月補正予算の総額は747億円余りとなります。
また、溝口県議は、県と佐世保市が東彼・川棚町で進める石木ダム事業について、知事が設置を目指している、「有識者に意見を聞く場」の進め方や工事への影響について質しました。
平田知事:
「意見を聞く有識者は治水や利水、環境など各分野の専門家だけでなく事業に関係する佐世保市及び川棚町のほか、地元住民の方々など幅広にご意見をお伺いしたいと思っております。有識者の意見を聞く場の開催期間については3カ月程度を予定しており、お聞きしたご意見を踏まえて、河川整備計画の変更の必要性や、石木ダム事業の在り方について知事として判断したいと考えております。なお、開催期間中は新たな工事の発注は見合わせることにしますが、すでに契約している付け替え道路工事については生活道路として将来的に利用いただけるものであり、着実に進めてまいります」
溝口県議は、ダムの完成が後ろ倒しになるのではないかと懸念を示しましたが、知事は、「2032年度の完成工期を念頭に置いて、丁寧に事業に取り組んでまいりたい」と述べるに留めました。