トランスコスモススタジアム長崎で開催された県高校総合体育大会の陸上競技にて、県内最速の座をかけた熱い戦いが繰り広げられました。
今大会、最も注目を集めたのは長崎日大3年の吉永優衣選手です。吉永選手は5月の県選手権で11秒75の
県高校タイ記録をマークした注目のスプリンターで、去年の本大会でも2年生ながら大会記録で優勝していました。
決勝では自身の持つ大会記録、さらには県高校タイ記録の更新が期待されましたが、2度のスタートやり直しが続くという、はりつめた空気の中でレースが始まりました。3度目の正直でスタートを切ると、吉永選手は序盤から力強い走りで抜け出し、見事2連覇を達成。
しかし、記録は11秒80。2.8mという強い向かい風に阻まれ、県高校記録の更新は叶いませんでした。
レース後、悔しさから涙を浮かべた吉永選手ですが、指導する佐伯直也監督は「無風換算なら11秒58。
インターハイ優勝も狙える力がある」と太鼓判を押しています。
また、その1時間半後に行われた4×100mリレー決勝でも、吉永選手はチーム唯一の3年生として後輩たちを牽引。見事優勝を果たし、「最後の手応えで4継も勝ちきれたのがすごく嬉しい」と、笑顔を見せました。
男子100mでは、長崎南山3年の濵本選手が10秒59のタイムで頂点に立ちました。
また、男子八種競技では、諫早農業3年の中村有輝選手が驚異的な記録を叩き出しました。4日間で最大18回もの競技に出場する過酷なスケジュールの中、中村選手は5933点の大会新記録をマーク。これは従来の県高校記録を150点以上も更新する歴史的な快挙です。
中村選手は「今年こそは目標の入賞、優勝も目指したい。インターハイでは6000点超えを絶対に出す」と、大舞台への意欲を燃やしています。
陸上競技の上位入賞者たちは、インターハイ出場をかけて、大分県で行われる北九州地区予選に挑みます。