佐世保市は、今月末で、宇久島の特別養護老人ホームが閉所することを受けて、入所者らを支援する補正予算案を発表しました。
補正予算は、五島列島の最北端にある宇久島で唯一の特別養護老人ホーム、「啓寿園」が経営難や職員不足から今月末で閉所することに伴い、編成されました。
「啓寿園」には、元々31人が入所していて、閉所に伴い、ほとんどが島外の施設に転所しましたが、島に残った2人の高齢者や島内で介護を受けているほかの高齢者のため、市はショートステイの代わりとして、市が管理する宇久高齢者生活福祉センター慈恵苑の空き室を活用します。
補正予算は、4~5人ほどの職員を雇う人件費などに約2500万円。島外に転所した入所者の渡航費の助成や、慈恵苑の部屋の畳をフローリングにする環境整備に約518万円を計上します。
佐世保市宮島大典市長:
「人口減少が著しく、人材の確保が困難な宇久島における持続可能な介護・福祉サービスの提供のあり方につきましては今後も引き続き、関係者の皆様と連携をしながら検討を進めてまいります」
この補正予算案を審議する臨時市議会は、25日(月)に開かれます。
このほか、宮島市長は去年の佐世保市の転出超過が全国でワースト1位になったことについて、「地元・佐世保で進学や就職できるような環境整備に取り組んでいきたい」「造船業や防衛産業など佐世保のポテンシャルを生かした産業を育成していきたい」などと述べました。
宮島大典佐世保市長:
「就職、産業の育成と雇用にもつながっていくと思いますので、そうしたことをしっかりと広げていく、拡大をしていくとともに新たな産業の誘致も並行して行っていきたい」