
43人が犠牲となった雲仙・普賢岳の大火砕流から来月3日で35年です。火山活動でできた溶岩ドーム「平成新山」の状態を調べる防災視察登山が行われました。
九州大学と島原市などが毎年春と秋に開催している平成新山防災視察登山は39回目。警察、消防、気象庁、報道関係者ら37の団体から112人が参加しました。
中尾仁記者:
「歩き始めて1時間10分ほどたちました。ここからは普段立ち入り禁止の警戒区域となっています。きょうは特別な許可がありますのでこれから入っていきます」
岩の間から水蒸気が上がっている場所もあり、まさに生きている火山であることが実感できます。
中尾記者:
「歩き始めて約3時間。平成新山、溶岩ドームの頂上部分にやって来ました。このあたりはもう水蒸気が立ち込めていて、蒸し風呂のように蒸し暑いです」
九州大学・松島特任教授:
「88.2℃という温度がいま見えてます。いつも通りですね。このぐらいですね。元々最初に我々がここに来て測り始めたのが1992年の4月に温度を測ったんです。その時には500度600度という温度があったんですけど、それがどんどん下がって2011年ぐらいに100度ぐらいまで下がって、そこからほぼ90度から80度ぐらいを行ったり来たりしている状況です」
大火砕流から35年の平成新山。火山性の地震や溶岩ドームの崩落も今は落ち着いた状態だということです。