鈴木憲和農水大臣(44)が対馬市の動物検疫所を訪れ、家畜の悪性伝染病を国内に持ち込ませないために観光客に行う、防疫対策を視察しました。
人生で初めて対馬市を訪れたという鈴木農水大臣。視察に訪れた比田勝港国際ターミナルは韓国・釜山港を結ぶ高速船とフェリーが発着する対馬北部の玄関口です。去年は日本人観光客を含む約23万人が利用しました。
アフリカ豚熱など家畜の悪性伝染病を国内に持ち込ませない水際対策として、ターミナルの動物検疫所では外国人観光客の靴底やツーリング用の自転車などの消毒、出国検査場では観光客の荷物検査をしています。
鈴木農水大臣:
「アフリカ豚熱、我が国に絶対に入れてはならないという覚悟で我々いますので、自転車の細かい消毒であったりそうしたことはしっかりと行われているということを拝見させていただきました」
このあと、鈴木農水大臣は、海の資源や魅力を生かして地域経済の活性化を目指す「海業(うみぎょう)」について、漁協関係者らと意見を交わしました。
後継者不足や水産資源の減少、燃油の高騰などの影響で浜の活力低下が危惧される中、対馬では、韓国からのインバウンドをメインターゲットにした海業を推進していて、海業の輪を広げるため国に協力を求めました。
鈴木憲和 農水大臣:
「観光の力を、少しでも地元の皆さんの稼ぎに変えないといけないわけですので、そういう意味でこの場所がそのきっかけになるのではないかと思っております」
午後、意見交換した美津島町の漁業者らは、燃油や資材、輸送コストの高騰が続き、「将来を見通せない」と窮状を訴えました。
対馬市漁業協同組合長会 植木忠勝会長:
「日本の国で一番燃油の高い島を助けてください」
鈴木憲和農水大臣:
「これから国もいろんな補填を含めてやることになってますけど、なかなか厳しい状況だということはよく把握させていただきました」
植木会長によると燃油価格はイラン情勢で3~4割上がっているということです。