原爆資料館の展示リニューアルを巡り、市民団体が、市の最終案に対し、日本の加害の歴史を矮小化しないよう記述の維持を申し入れました。
「世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会」の7人が原爆資料館を訪れ、井上琢治館長に申し入れ書を手渡しました。
市の最終案では、中高生の歴史教科書や外務省の見解を参考に、現在の展示にある「南京占領大虐殺事件おこる」という記述を、更新後の解説パネルでは「南京事件」に変更するなど、修正を行っています。
これに対し市民の会は、「日本の加害の歴史を薄めるもので、原爆資料館を訪れるアジアの人々の反感を招き、核兵器廃絶の訴えが理解されない恐れがある」として市に見直しを求めました。
世界に伝わる原爆展示を求める長崎市民の会・崎山昇さん:
「日本の教科書記述ではなくて国際社会の人たち、国際的に、ここを訪れる人たちがどのように受け止めるかということを考えて展示をしなければならないと思うわけです」
市は、夏ごろをめどに解説パネルの原稿案を固め、9月以降の着工、来年度内のリニューアルを目指しています。