ふるさとへの思いを胸に、たすきをつなぐ郡市対抗駅伝。おととしの第70回大会を最後に幕を閉じた、県下一周駅伝の後継大会です。
この大会に人一倍、特別な思いで臨んだ選手がいます。この春、鎮西学院を卒業した内田涼太選手です。5000mの持ちタイムは、県高校記録まであと1秒に迫る、歴代2位の13分53秒40。県内世代No,1の実力を持つランナーがこの冬、2度の大きな挫折を味わいました。 去年暮れの全国高校駅伝、都大路。エースが集う最長区間の1区・10kmに出走。チームとして最大の目標にしてきた舞台でしたが、横腹の痛みに苦しみ57チーム中、まさかの最下位でのたすき渡しとなりました。 そして、1月の都道府県対抗男子駅伝でも1区・7kmで出走。県代表として全国舞台でリベンジに燃えていましたが、残り2kmほどから足に力が入りにくくなるアクシデントで、再び最下位での中継でした。 中学・高校が同じ後輩も、先輩の走りを楽しみにしています。 駅伝の借りは駅伝で返す。そう誓って、たすきを受け取ります。他の2チームとほぼ同時で、周回コースを2周する、5.7kmへ駆け出していきます。 爽やかな表情で、高校3年間お世話になった恩師の前を駆け抜けます。 地元の声援に応えながら、リズムよくレースを進めます。入江監督のところに、内田選手のお父さんも合流。 万全の状態ではなかったものの、全国の大舞台で味わった悔しさを糧に立ち上がりました。 17分01秒、区間2位の快走でラストレースを終えました。 内田選手は、箱根駅伝など学生三大駅伝の優勝を目標に、春から創価大学に進学します。 内田涼太選手:
「最近の2つの駅伝は苦しいレースだったので、今回は地元・諫早なので、楽しんで走る気持ちを一番に、今まで支えてくれた人たちとかに、恩返しができるような楽しいレースにしたい」
鎮西学院2年百田好希選手:
「今まで見たことないような悔しい思いをしてたと思うので、少しでも晴らせるような駅伝だったらいいな」
「全国駅伝もさまざまな人から応援していただいて、心配もしてくれた人もいたので、元気にこうやって走れてるので、次は箱根とかの大舞台でその時も元気な姿で走れるように頑張りたい」