春のセンバツ甲子園に21世紀枠で選ばれた長崎西。歓喜に沸いた直後のミーティングで、監督が伝えたのは…「今からさぁ練習!って行きたいところなんだけど、もう一つその前に壁があるよね。試験勉強」
放課後に、野球部員がひとつの教室に集まって、テスト勉強に励んでいました。グラウンドで大きな声かけをする姿とは、打って変わって黙々とペンを走らせます。
坂田啓太郎副主将:「練習したいっていう気持ちが強いんですけど、目の前にはテストという壁があるので、まずはそこをクリアしてから、今まで我慢してた分を全力で練習できるように頑張りたい」
春の便りが届いてから約10日。テスト期間を終え、出場が決まってから初の全体練習に晴れやかな表情で臨みます。
3カ所に分かれた守備練習では二遊間の連携に、バント処理の練習。外野にはマネージャーがマシンにボールを入れてフライを上げます。
バッティングでは、ゲージの後ろでスマホを持ったマネージャーの姿が…。打球を芯で捉えられたかを申告。AIを使ってマネージャー自作のアプリに打ち込み、それぞれの選手の苦手な球種やコースをデータ化します。去年秋頃から始めたこの科学的な取り組みが、21世紀枠の選出理由にも挙げられました。
全国の強豪校と戦うために、練習量では劣る分、限られた時間で効率良く、質を求めるしかありません。宗田将平監督:「(選抜まで)残り30日ね。本当に出るだけじゃなくて、勝ちにいかないといけない。そういう意味では『人生を変える30日』にせんば」