漁獲量全国2位を誇る水産県・長崎の優れた水産加工品を選ぶ品評会の表彰式が長崎市で開かれました。
壱岐で取れたヤリイカの「烏賊素麺」や、五島列島のカマスの開き。今年で63回目の「県水産製品品評会」には210点が出品され、生産者や流通業者ら26人が味や見た目、パッケージのデザインなどを審査し、15点が表彰されました。
最高賞の「農林水産大臣賞」に選ばれたのは、長与町のかまぼこ店「長崎井上」の「ごちそうかんぼこPREMIUMセット」です。
長崎井上・井上絵里子さん:
「社員が頑張った成果がこういう受賞という形で出来たのがすごくうれしいです」
直売店では、かまぼこ職人の山下芳信さんが考案したオリジナリティーあふれる日替わりのかまぼこ「ごちそうかんぼこ」が揚げたてホヤホヤで並んでいます。
「ごちそうかんぼこPREMIUMセット」には、イカ下足をふんだんに使った大人気商品「イカゴロー」など、これまで店頭販売限定だった4種類のかまぼこが3個ずつ入っています。
審査員からは、4種類それぞれのおいしさに加え、セットになっていることで商品の魅力がさらに高まっていると評価されました。
長崎井上・井上絵里子さん:
「今まで脇役と考えられていたかまぼこを、食卓のメインに上がるようにと思って考えた商品だったので、これからもそういう商品を出していって、かまぼこはすごくおいしいものというのが若い方にも認めてもらえるようにこれから頑張っていきたいと思います」
このほか、「農林水産大臣賞」には、佐世保市の「九十九島漁業協同組合」の「九十九島とらふぐの燻製」が選ばれました。審査員からは、「トラフグそのもののおいしさを味わえる」「フグの食べ方として新しい提案だった」と評価されました。