保険の専門家から、将来の人生設計やお金の知識などを学ぶ授業が離島の高校で開かれました。
ソニー生命が2006年から無償で提供している「ライフプランニング授業」。新上五島町にある中五島高校のビジネスキャリアコースで学ぶ2年生と3年生、合わせて28人を対象に実施されました。
中五島高校は、生徒の将来設計や進路の実現をきめ細かくサポートするキャリア教育に力を入れています。
ソニー生命総務部社会貢献推進室シニアマネージャー・庄司公洋さん(57):
「当社でライフプランニング授業というのは20年前から行っていまして今、全国で約200校やっているんですけども実はその一番初めのきっかけがこの中五島高校で、当時、手探りの状態でこの授業を作ってきた今、全国でもある程度形の出来た授業を提供できている本当に原点の学校」
中五島高校での開催は8年ぶり。講師は、20年前に長崎支社で「ライフプランニング授業」を立ち上げた庄司さんら7人が務めます。
ソニー生命総務部社会貢献推進室シニアマネージャー・庄司公洋さん(57):
「人生を楽しくするためにやっぱりお金は必要になるそれをどういうふうにお金を使っていくかどういうふうにお金をかけていくか」
生徒たちは4~5人のグループに分かれ、ライフプラン表を使ってモデル家族の夫婦の働き方や子育て、将来の収入などを検討し、自分事として人生を設計します。
中五島高校ビジネスキャリアコース・米島青空さん(2年):
「こうやって考えてみたら実際想像しているよりは難しいし大変だと思います」
中五島高校ビジネスキャリアコース・冨山空夢さん(3年):
「人生の計画を立てる楽しさを教えてもらってすごく楽しい授業だと思った。私の夢は歯科衛生士になってたくさんの人の歯を治していろんな人の笑顔を守れる人になりたい」
中五島高校・川原智司校長:
「ライフプランナーの方が非常に生徒たちに寄り添って対応している。自分の人生を俯瞰するというのは難しいこと先人からのアドバイスを適切に受けて自分なりに考えていくそういった力を培っていくことが大切」
ソニー生命総務部社会貢献推進室シニアマネージャー・庄司公洋さん(57):
「私自身が対馬出身で高校まで対馬で育ちました。島の中での生活の中での視野に陥りがちなんですけどもそこをライフプランニング授業をすることによって将来を少し広い視野で見ていただければうれしい」
長崎支社で生まれた「ライフプランニング授業」は、これまでに延べ2347校、受講者は24万人を超え、ソニー生命の社会貢献活動の柱に成長しました。
ソニー生命総務部社会貢献推進室シニアマネージャー・庄司公洋さん(57):
「世の中の中学校高校生の10%ぐらいにはこの授業が届けられるとうれしいなという気持ちです」