長崎バイオパーク(西海市)で、6年ぶりとなるカピバラの赤ちゃんが誕生しました。11月17日、母・まどかと父・ミツトの間に生まれた3つ子の赤ちゃんは、生後3日目(11月20日時点)。体長は約20センチほどで、まだとても小さく、愛くるしい姿を見せています。
バイオパークの神近公孝社長は、「この3~4年は繁殖に挑戦し続けてきて、ようやく赤ちゃんが生まれて安心した」と話します。母親は落ち着いてしっかり子育てをしていて、周囲のカピバラたちも赤ちゃんを守ろうとする様子が見られるなど、群れ全体で温かく見守っています。
赤ちゃんたちは普段はすやすやと眠っていますが、食事の時間になると母親のそばに寄ってきて元気に動き回る姿も。生後10日ほどで自分の歯でエサを食べ始めるそうです。
現在、赤ちゃんカピバラの名前は未定。およそ1カ月後には、クラウドファンディングで支援した人の中から3人が名付け親になる予定です。警戒心が強いため、触ることはできませんが、展示場では小さくかわいらしい姿を間近で見ることができます。
来園した人からは、「もっと大きくなった姿を見たい」「生まれたてに会えてラッキー」「歩いている姿が可愛かった」といった声が寄せられています。
神近社長は「今バイオパークに来ていただければ、生まれたての小さなカピバラの姿をご覧いただけます。ぜひ足を運んでください」と話しています。