障がい者施設で作られた野菜やお菓子などの販売会がアミュプラザ長崎・かもめ広場で18日から始まりました。
今年で8回目となる「農福連携マルシェ」。県内32の事業所が出品し、障がい者が丹精込めて育てた野菜や手作りのお菓子、手工芸品など、およそ5800点が並んでいます。会場には500円でタマネギ、ニンジン、ジャガイモの詰め放題ができるコーナーも!
社会福祉法人「三彩の里」からは、その日の朝に焼き上げた20種類の手作りパンや陶器も販売しています。
冷たい風が吹くなか、ひときわ目をひいたのは…ほかほかのゆで卵!社会福祉法人「つくもの里」が、自家製の餌にこだわって育てた国産種「赤鶏ゴトウもみじ」の卵です。ゆで卵のほか、朝採れ卵も人気。鶏の世話から卵の選別まで担当する今田靖浩さん(39)は、こう話します。
施設利用者今田靖浩さん(39):
「おいしい卵を産んでくれたらいいなと思って毎日過ごしています。一番おいしい食べ方は卵かけご飯。おいしいので皆さんに味わってほしい」
農業と福祉の連携は、障がい者の雇用や収入の向上につながるだけでなく、農業の高齢化や人手不足の解消にも役立つ、双方にメリットのある取り組みです。
街かどのふれあいバザール運営委員会・西田隆弘さん:
「県民の方が障がい施設が作っている“真心製品”をお買い上げいただくことによって、工賃向上につながるのでぜひみなさんご協力をお願いします」
「農福連携マルシェ」は、今週金曜21日までです。