長崎平和ハーフマラソンが長崎港周辺を会場に16日開催されました。被爆80年、約3600人のランナーが平和への思いを馳せて、秋の長崎の街を駆け抜けました。
スタート地点の長崎水辺の森公園には朝早くからランナーたちが集まり、準備体操をして体を温めていました。
協賛企業・HIGUCHI GROUP樋口益次郎・代表取締役社長:
「(戦後)80年というと普通はこれで一区切りという感じがするんですけれども、やっぱりこうやってマラソンができるというのも平和があってこそだと思っております。そういった意味ではこれをスタートに平和もスタートしていただければと思います」
午前9時、ランナーたちが一斉にスタートしました。長崎平和ハーフマラソンは被爆80年を迎えた今年、被爆地・長崎から平和のメッセージを国内外に発信することや地域振興を目的に行われました。
種目は親子や小中学生らが走る1.9キロのファンランと、約21キロを走るハーフマラソンの2種類。ハーフマラソンでは、被爆80年の今年限りで爆心地近くの松山陸上競技場がコースに加えられました。
ランナーたちは沿道の声援と共に全力でゴールを目指しました。ランナーたちは秋晴れの空の下、長崎の風景を楽しみながら爽やかな汗を流しました。