16日(日)行われた高校ラグビー県決勝は、新人戦、7人制を制した長崎北と県高総体覇者で、2年連続の花園を狙う長崎北陽台が対戦。
長崎北は、向井雄一郎監督とその息子でチームを引っ張る向井悠人選手、親子で花園を目指します。
前半は両者拮抗した展開に。
紺と白のジャージー、長崎北がトライラインに迫るも…青のジャージー、北陽台の鉄壁の守備に何度も阻まれます。
その後も両者一歩も譲らず、前半は両チーム無得点…0対0で試合を折り返します。
試合が動いたのは後半16分。長瀨のキックから浮いたボールを梁瀬がうまくキャッチして先制トライ!
長瀨のゴールキックも決まり、7対0とします。
さらに、27分には、村中が密集から持ち出したボールを相手の背後にキックし、そのままトライ!
リードを広げた北陽台。その後、長崎北も果敢にトライを狙いますが…反撃ならず。2トライ1ゴールのロースコアゲームを制した長崎北陽台が、2年連続23回目の花園切符を手にしました。
長崎北陽台3年・梁瀬爽太選手:
「みんなで絶対に花園行こうって言っていたので、トライとって流れ変えられたのでよかったです。去年の目標を超えられるようにみんなで切磋琢磨してやっていきます。頑張ります」
長崎北陽台3年・山口貴生主将:
「この時のために1年間やってきたので、うれしいです。もっと自分たちの持ち味、自分たちのラグビーをアタックで出して、体を張り続けて、60分間戦うっていうのを花園でも出したい。自分たちの目標である、花園ベスト16を絶対達成できるように頑張っていきます」
敗れた長崎北はー
長崎北3年・向井悠人選手:
父・向井雄一郎監督への思いー
「1年生のころは嫌やなって感じで。3年生になって、(父を)花園行かせたいなっていうのがあったんですけど、一緒にやってきて、今までは何も感じてなかったんですけど、いざ、高校ラグビーがないってなると、やっぱり特別なことだったなっていうのは思いますね」
長崎北3年・北嶋勇翔主将:
「北高の気持ちは全部プレーで出せたのでそこはよかったんですけど、キャプテンとしてチームを花園に連れて行けなかったのが…一つ、悔しいです。北陽台にしっかり花園で勝ってもらいたいです」
優勝した長崎北陽台が出場する「全国高校ラグビー大会」は12月27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕します。