17世紀の禁教時代、長崎の西坂で処刑された日本人初の司祭、セバスチャン木村司祭ら205人の殉教者を記念するレリーフが長崎市に建てられました。
長崎市の西坂公園に設置されたのは高さ約1メートル、幅約135センチ、奥行き約30センチのブロンズレリーフです。レリーフには江戸時代初期に長崎の西坂や江戸、仙台で処刑された205人の福者の姿が描かれています。
中央には、日本人初の司祭、セバスチャン木村司祭が描かれ、その周囲には最後まで信徒を励まし続けた宣教活動を象徴する場面が細かく表現されています。
日本二十六聖人記念館デ・ルカ・レンゾ館長:
「二十六聖人だけではないんだということも含めて、いろいろな時代の人々が特に日本の人たちがこの信仰を最後まで守り抜いた証や生き方を伝えたいと思います」
設置したイエズス会日本管区は、多くの人にキリスト教徒の迫害の歴史について知ってほしいとしています。