日が暮れるのが早くなったこの時期、特に注意が必要です。年末期に増える交通事故を未然に防ごうと、県警の警察官が歩行者らに交通安全を呼びかけました。
4日午後6時ごろ長崎市幸町の歩道で、県警本部や長崎署の警察官7人が歩行者にタスキ型の反射材を配り、交通安全を呼びかけました。
警察官が配ったこの反射材。運転手からどう見えるのか、専用のゴーグルで確かめてみると…
「自分も車に乗るので分かるんですけど黒い服装って見えないから、こういうのはありがたい」
「今キラッと光ったので夜遅い時は着けたいと思います」
県警によりますと、今年1月から10月下旬までの交通事故の発生件数は、去年より1件多い1948件。死者は25人と去年より6人増えています。過去3年間の傾向をみると、10月から12月の年末期に、車と歩行者、または車同士の事故が増加。特に夜の死亡・重傷事故は、昼間の約1.5倍にのぼるということです。
県警交通企画課 松尾浩晴管理官:
「歩行者が事故に遭わないためには、ドライバーに早く気づいてもらうことが非常に重要なことです。反射材をつけて自分の命は自分で守るんだという意識でお出かけしていただければと思います」
反射材は、動きの大きい足に着けるとより効果的だということです。
県警は、夜、車を運転する際は、早めにライトをつけ、脇見運転をしないこと。歩行者には、反射材を着用し、道路を横断する際は左右の安全確認を徹底することなどを呼びかけています。