13日、長崎市の女神大橋で大型トレーラーが乗用車に追突し、トレーラーの運転手が死亡した事故の続報です。追突された乗用車は、駐停車禁止の車線にライトを消して止まっていて、運転手は、交際相手と電話をしていたことが関係者への取材で分かりました。
吉永龍司アナウンサー:
「女神大橋の上で、大型トレーラーが、明らかに横を向いて、欄干の方に向いて止まっているのが分かります」
13日(土)午前3時ごろ、長崎市南部と西部をつなぐ女神大橋で大型トレーラーが乗用車に追突しました。トレーラーは、はずみで中央分離帯を乗り越えて反対車線の欄干を突き破り、運転席部分が橋から突き出た状態で止まりました。
警察が駆けつけた際、トレーラーに運転手の姿はなく運転席部分は大破、フロントガラスが割れていました。午前4時すぎ、長崎海上保安部が、諫早市平山町の運転手で50歳の田川慎二さんが意識不明の状態で、橋の下付近の海上に浮いているのを発見。市内の病院に救急搬送しましたが、事故から約2時間半後に脊髄性ショックによる死亡が確認されました。
乗用車に一人で乗っていた長崎市三景台町の22歳の会社員の男性は、腰の骨を折るなどの大けがをしましたが、命に別状はないということです。
女神大橋は、片側2車線で駐停車禁止ですが、関係者によりますと乗用車は、当時ライトを消して路上に止まっていました。運転手の男性は、交際相手と電話をしていたということです。
警察はトレーラーが乗用車に気づくのが遅れよけきれず、追突した可能性があるとみて詳しい事故の経緯を調べています。
この事故の影響で女神大橋は、事故当日の午前3時半から翌朝7時まで27時間半にわたり全面通行止めとなりました。