日中と朝晩の寒暖差が大きく体調を崩しやすくなる時期、原因は「腸」にあるかもしれません。専門家に原因と対策を聞きました。本格的に寒くなる前にチェックしておきたいあったかグッズも紹介します。
1日の最高気温と最低気温の差や、前日との気温差が7℃以上開くと体調に影響を及ぼすと言われる中、長崎では今週、1日の中での気温差が平均で8℃以上開いていて体にこたえる日が続いています。(10月27日~30日)
みなと芝クリニック川本徹名誉院長:
「自律神経のバランスが崩れてきて、いろんな風邪みたいな症状が出たり、不眠とか倦怠感とかそういった不調を訴える方が増えている」
消化器外科の医師、みなと芝クリニックの川本徹名誉院長によると、寒暖差の影響が一番出やすいのは腸だといいます。
川本医師:
「例えば排便がスムーズにいかないとか腸の中に悪玉菌が増えてくる。善玉菌が減ってくるのでセロトニンというホルモンがなかなか出なくなる。セロトニンが減ってくると気分が憂鬱になる、食欲が落ちる、倦怠感が出るとかが次に起きてくる」
この時期、気を付けたい対策を聞きました。
川本医師:
「冷えが原因でなっていることを考えると、まず体をしっかり温めることが大事。お風呂によく入って温まる。それもあんまり熱いお風呂じゃなくて、ぬるま湯でゆっくり体温を上げていくこと。それからストレスをためないことも大事になってきますので、それでしっかり睡眠をとること。やはり即効性があるというところでいうとヨーグルトなどの発酵食品。セロトニンの分泌を促すという観点でいくとビフィズス菌が入ってるヨーグルトが一番理にかなっている。牛乳を温めて小さじ一杯程度入れてあげると食べやすくなったり、豆乳でも同じような感じで少し温めてあげるといいかも。(ヨーグルト100gに対し大さじ2~3程度・人肌以上で菌が死滅するため温めすぎに注意)一度、自分の腸の健康状態を見直してもらってよくならなければお医者さんのところにいって相談するというのもひとつの方法かなと」
体を整えるとともに、冬本番を前に備えたいのが…。
やってきたのはアミュプラザ長崎本館4階のハンズ長崎店。冬は澄んだ夜空を見上げるのが楽しみだというハンズのロマンチスト、山下雄大さん(36)に紹介してもらいます。
ハンズ長崎店・山下雄大さん:
「電気料金とかが値上げになってきているので、暖房をできるだけセーブしながら、かつ温まれるようにブランケットや寝る時に着るようなもの、身に着けるもので暖をとっていただく、節電につながるものが人気」
店内で展開しているあったかグッズコーナーから、おすすめを3つ選んでもらいました。
「おすすめグッズ1つ目は充電式ヒートネックリング『Pocca』です。夏はよくしていたと思うんですけどクールリング、それの冬バージョン。首元をあっためてくれるネックリング」充電式で繰り返し使える温かいネックリング。約160gと軽量で、温度は41℃、44℃、47℃の3段階に設定できるので、屋内外など環境や体調に合わせて使えます。
佐藤アナ:
「あたたかいですね。首が冷えると体全体が冷えてしまうので、夏に冷たいのを日常的にかけていた感覚で今度はあたたかいものにチェンジ」
山下さん:
「おすすめアイテム2つ目は、手首あったかビーズウォーマーです」
佐藤アナ:
「軽くてふわふわでもちもち。じゃあちょっとつけてみますね、つけ心地もしっかりしていて、圧迫感もそんなにないけどしっかり固定されて…温かい!」
山下さん:
「早いんですよ。結構早く温かさを感じられるのでこれはすごいなと」
魔法びんのパイオニア、「サーモス」のビーズウォーマー。チタンコーティングされたビーズに体温が素早く伝わり、ビーズ内の空洞と、ビーズ同士の空間が作る空気層で保温します。生地は吸湿発熱素材で、付け心地のよさがポイントです。
山下さん:
「パソコンとかデスクで作業される時もクッション材になるような形」
乾燥やウイルス対策に欠かせない加湿器の注目は…。
山下さん:
「おすすめアイテム3つめはコロバーン加湿器です」
佐藤アナ:
「おもしろい名前ですね」
山下さん:
「コロバーンということで転ばない加湿器です」
独自の吸盤構造で倒れにくく軽い力で持ち上げられる超音波式の加湿器です。
山下さん:
「水濡れの心配がないのと、取っ手があるので移動がしやすい」
佐藤アナ:
「家の中で自分の居場所にあわせて持って移動できるのもいいですし、小さいお子さんがいても倒すリスクが少ないのもいいですね」
このほかにも、足やおなかなど特定の部分を温めるグッズや、シーンに合わせて使えるグッズなど個人個人の悩みに応える多種多様なアイテムを取り揃えています。
山下さん:
「数が少なくなる前に早めに備えていただいて快適に冬を過ごしていただければと思います」