
長崎市の約8000万年前の地層から「鎧竜」と呼ばれる恐竜の化石が発見されました。見つかったのは、「鎧竜」の左上下の歯の化石2点です。
長さと幅はいずれも1センチ前後で、2016年、長崎半島西岸の白亜紀後期の「三ツ瀬層」から発見されました。鎧竜の歯は、2013年にも見つかっていて、摩耗の仕方などの特徴が異なることから、別の種類とみられています。同じ時代に複数の鎧竜がいたことを示す標本は国内で初めてです。
長崎市教育委員会生涯学習施設課恐竜研究所・小平将大学芸員:「鎧竜の分類や生態を調べるうえで3標本は重要になると思います」化石は、ベネックス恐竜博物館で25日(土)から12月7日(日)まで無料で公開されます。