佐世保市で、JRの線路上に自転車を置き、走行中の列車に接触させて運行に危険を生じさせたとして、佐賀県伊万里市の53歳の男が、電汽車往来危険の疑いで逮捕されました。
代行運転手の釘田信隆容疑者(53)は、9月29日(月)の午前5時5分ごろ、佐世保市崎岡町のJR大村線・大手原踏切付近の線路上に自転車1台を置き、走行中の回送列車に接触させ、運行に危険を生じさせた疑いが持たれています。
列車の運転士は自転車に気づき、緊急ブレーキをかけましたが間に合わず、列車は接触したまま約150メートル先で停止しました。運転士にけがはありませんでした。
釘田容疑者は調べに対し、「自転車を置いた事実はありません」と容疑を否認しています。早岐署によりますと自転車は現場近くに住む20代女性のもので、事件前夜から朝までの間に盗まれていたということです。警察が関連を調べています。