16日午前、松浦市でMR松浦鉄道の列車が、踏切内で立ち往生していた軽トラックと衝突し、軽トラックを運転していた77歳の男性が死亡しました。
中嶋航大記者:
「松浦市御厨町の事故現場です。事故のあった軽トラックは右側が大きくへこんでいるのが確認できます」
午前10時ごろ、松浦市御厨町大崎免にある松浦鉄道の廻田踏切で、御厨駅方向に走行していた1両編成の普通列車が踏切内で立ち往生していた軽トラックと衝突しました。列車は軽トラックと接触したまま、約50メートル先で止まりました。
この事故で、軽トラックを運転していた御厨町大崎免の無職・田郷俊男さん77歳が意識不明の重体で救急搬送され、午前10時52分に死亡が確認されました。死因は外傷性血気胸でした。
田郷さんは、軽トラックに1人で乗っていました。MRによりますと事故当時、踏切の遮断機は下りていて、列車は緊急ブレーキをかけたものの、間に合わず、衝突したということです。
列車には、乗客5人と運転士1人が乗っていて、けがをした人はいません。
事故の現場検証のため、MRたびら平戸口駅と伊万里駅の間は上下線ともに約3時間にわたって列車の運転を見合わせました。松浦署が事故の原因を調べています。