大石知事は午後5時から会見を開き、任期満了に伴う来年2月の知事選に再選を目指して、出馬する意向を示しました。
大石知事:
「多くの方々から今の取り組みについて引き続き前に進めてほしい、知事職を続けてほしいと。(取り組みを)新たに始めるだけではなくそれをしっかりと実現に向けて伸ばしていくということを私自身がしっかり取り組んでいきたい」
「県民の皆様が自分の故郷・長崎県を誇りに思って自慢したくなるようなそんな新しい長崎県を県民の皆様と引き続き、作っていきたい」
大石知事は県内の若手・中堅経営者らで構成する任意団体「長崎県の飛躍を考える若手経営者の会」のほか、地元・五島市の「五島漁業協同組合」などから知事選への出馬要請を受けていました。
大石知事は就任後、32件の企業誘致を実現しておよそ2千人の雇用を創出したこと、賃金上昇など県内企業が成長できるような県政運営を行って来たこと、長年の県内課題である石木ダム建設事業や九州新幹線長崎ルートの整備についても「責任ある判断を重ねて来た」と実績を強調しました。
知事選を巡っては自民党県連の推薦願の受け付け期限が今日までで大石知事は支援を求めるため自民党県連に今日、提出したと明かしました。
知事選にはこのほか、県内の経済団体からの要請を受けて元副知事の平田研氏(57)が出馬を表明しています。平田氏は大石知事が就任した際の副知事でおよそ1年4カ月の期間、大石知事と共に県政を担っていました。
平田氏は9月の出馬会見で、「このままでは長崎県の県政は混乱停滞をし、県政は前に進まない。県民の皆さんは動かない県政に失望し、県の将来に希望を失ってしまうという危機感を強く感じるようになった」と出馬理由について話していました。
知事選は来年1月22日告示、2月8日投開票です。