15歳以下のバスケットボール、ジュニアウインターカップ県予選大会。男女優勝チームが全国大会に出場できます。
22チームが参加した男子の決勝戦は、去年と同じカードとなりました。2連覇を狙う長崎ヴェルカU15と去年のリベンジに燃えるKOGAKURA VICTORYです。 最初に流れをつかんだのは、ヴェルカでした。第1クオーター、ヴェルカの永井が3ポイントを決めます。続いては、両チームで最も身長が高い189cmの15歳、岩崎がリーチの長さを生かして2本のスリーを沈める活躍で、第1クオーターを終えて7点のリードを奪います。 第2クオーターは、追いかけるKOGAKURAの反撃です。ヴェルカの外からのシュートがなかなか決まらない隙に、粘り強いバスケットでじわじわと得点を重ね、逆転に成功。KOGAKURA1点リードで第4クオーターに入ります。 勝敗が決まる最終クオーターで輝いたのは、KOGAKURAのゲームキャプテン・苑田でした。勝負所で6連続ポイントを決め、一気に流れを手繰り寄せます。そのまま相手に流れを渡すことなく、KOGAKURA VICTORYが去年の雪辱を果たす逆転勝利でうれしい初優勝です。 一方、27チームが出場した女子の決勝は、純心中とFALCONSの一戦。男子同様に両チーム一歩も譲らず、前半を終えて差は4点と拮抗した展開で試合を折り返します。 第3クオーター、純心中の頼れるキャプテン・松尾でした。自ら切り込んで、シュートを決めると、今度はパスカットから、自ら運んで冷静に沈め、リードを広げます。 今年の全中では、九州代表として決勝トーナメントに進出を果たした純心中。新チームになってから「県内無敗」を守ってきたチームが後半に地力の強さを発揮し、大差をつけて優勝。目標の全国ベスト4に向けて連覇を飾りました。 優勝した男子・KOGAKURA VICTORYと女子・純心中は、2026年1月4~8日、東京開催の全国大会に出場します。