諏訪神社の御神体をお旅所に移す「お下り」が行われました。
午後1時、花火の合図とともに諏訪神社に祀る諏訪・住吉・森崎の御神体を乗せた三基の神輿が神社を出発しました。担ぎ手が疾走し、神様の霊力を再生する「もりこみ」を見せ、沿道の人たちを沸かせます。
今年の神輿守町は「高野平神輿守連合会」。担ぐのは、17歳から64歳までの約100人です。
吉村政德宮司が乗る「輿」(こし)は、諏訪神社の御鎮座400年に合わせて新調されました。神輿の下をくぐると御利益があるとされ、休憩時には、沿道の見物客が次々とくぐっていました。
小学校5年生・長浦唯香さん(10):
「お父さんとお母さんが長生きするようにお祈りしました」
こちらの3歳の男の子は神輿に頭を思いきりぶつけて、尻もちをついてしまいますが…。泣かずにくぐりぬけることが出来ました。
平野凛乃介くん(3):
「かっこよかった。楽しかったです」
大波止では、2度目の「もりこみ」。諏訪神社を出発してから約1時間半、勇ましく三基の神輿がお旅所に到着しました。
高野平神輿守連合会総宰領・山本泰央さん(57):
「晴れやかなすがすがしい気持ちですね。お下りが無事にけがもなく終了したことに感謝します。今年、諏訪神社御鎮座400年という節目の年に最後まで9日まで気を引き締めて頑張りたいと思います」
神輿がお旅所から諏訪神社へ還る「お上り」は、後日(あとび)9日の午後1時から行われます。