7日、長崎市で4年ぶり通常開催の長崎くんちが開幕します。
江戸初期の寛永11年、1634年に始まり今年で389年目。長崎市諏訪神社の秋の大祭の奉納踊は長崎独特の文化的伝統を伝える国指定重要無形民俗文化財です。(昭和54年2月3日指定)
今年の踊町は6カ町。本来踊町は7年に一度、巡ってきますが、コロナ禍や先月全面解決した諏訪神社の神職の訴訟による3年間の中止を経て実に10年ぶりの奉納です。
桶屋町は「本踊」。船大工町は「川船」。栄町は「阿蘭陀万歳」。本石灰町は「御朱印船」。丸山町は「本踊」。万屋町は「鯨の潮吹き」を奉納します。
「前日」の7日、各踊町は朝7時から諏訪神社と中央公園、お旅所の踊場で奉納踊を演じたあと、それぞれ街を回って店先などで踊りを献上する「庭先回り」を繰り広げます。
7日午後1時からは諏訪神社に祀る諏訪・住吉・森崎3基の神輿をお旅所へ移す「お下り(渡御)」。最終日9日「後日」の午後1時からは、神輿をお旅所から諏訪神社に戻す「お上り(還御)」が行われます。
これに伴い、交通規制が敷かれます。奉納踊の前後は諏訪神社や各踊場周辺で。お下り・お上りの前後は諏訪神社と旧長崎市役所、旧県庁、大波止のお旅所を結ぶ国道や歩道橋などが通行止めになります。
NCCでは7日朝6時半から奉納踊の見所を紹介し、7時から諏訪神社での奉納踊を実況生中継します。