大村市出身のプロ4年目・西武の隅田知一郎投手(26)は、リーグ終盤の21日、楽天との一戦に先発登板です。初回から得点圏にランナーを進められますが、チェンジアップで空振り三振に取ります。
2回には味方から3点の援護をもらいますが、そのウラに2アウト1塁3塁のピンチを招きます。ストレート2球で追い込むと、渾身の決め球で三球三振。得点を許しません。
隅田はおととしと去年、2年連続で2桁勝利まであと1勝で手が届いていませんでした。今年は長崎にとって特別な8月9日に9勝目を挙げてから1カ月半。勝利投手から遠いていました。2桁勝利がかかる登板は3年間で9回目です。
6回2失点、先発投手として試合を作り、仲間を信じてマウンドを降ります。そして8対2で西武が勝利し、待望の10勝目を挙げました。プロ4年目、先発投手として大きな意味を持つ2桁勝利です。
隅田知一郎投手(26):「ファンの皆さんにはすごく歯がゆい思いをさせてしまったんですけど、ずっと応援してもらってるので、その期待に応えられることができて良かった」