長崎歴史文化博物館で九州初のポケモン展が始まりました。
鋭い眼差しがかっこいい人気ポケモンの「ミュウツー」。そして実寸大の「サンダース」に「シャワーズ」。これらは全て金属の表面を立体的な造形にしたり模様を施したりする「彫金」という工芸作品です。
長崎歴史文化博物館の開館20周年を記念して開催する「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」。3階企画展示室には、ポケモンをモチーフにした工芸作品約90点が並びます。
園児たち:
「(Q.これ何?)リザードン!(Q.どんなところがかっこいい?)火出すところ」
新たに仲間入りしたものも…。
神里公美子アナウンサー:
「こちらの前に伸ばしたおててがかわいい『ドラパルト』。長崎会場からの新作です」
粘土を指先で伸ばしながら作る「手びねり」という技法で作られた陶器の工芸作品。指先や細かいパーツまで丁寧に作りこまれています。
体験型の工芸品も。「ピカチュウの森」には、綿糸で編まれたたくさんのピカチュウが連なっています。1匹だけ色違いが隠れていますが、どこにいるかはお楽しみです。
また、人間国宝に認定された金工作家の桂盛仁さん(80)の工芸作品も。
桂盛仁さん(80):
「作り始めたらポケモンポケモンなんですよ。こんなに人気があるものなんだと。(Q.工夫したところ)目と鼻と口がバランスよくないとかわいくないんですよ。手に取ってこのまま懐に入れてこう(ぎゅっと)したいというイメージを持たせるようなものにしたいなと」
このほか、「ながさき未来応援ポケモン」の『デンリュウ』が描かれた友禅帯やキングドラの螺鈿の工芸作品も展示されています。
「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」は12日(金)から12月7日(日)まで。当日券は大人1人税込み1900円、中高生税込み1500円、小学生税込み900円です。(前売り券や平日夕方券あり)(開場時間は午前10時~午後6時)(最終入場午後5時30分)