「スリングショット」と呼ばれる小型の発射機を使ったとみられます。同僚の車に石を放ち、破損させたとして県交通局のバスの運転手の男が逮捕されました。
器物損壊の疑いで逮捕されたのは、県交通局福岡営業所に勤める会計年度任用職員で、団体客を乗せる貸し切りバスの運転手上野政晴容疑者63歳です。
警察や県交通局によりますと上野容疑者は今年6月14日(土)の出勤直後、午前7時から8時ごろまでの間に、福岡県筑紫野市の県交通局福岡営業所の駐車場で、「スリングショット」と呼ばれるY字型のゴム製の発射機を使い、同僚の男性運転手の軽乗用車に石を放ち、フロントドアを破損させた疑いが持たれています。損害額は約17万円相当だということです。
被害を受けた男性が翌月3日、営業所近くの交番に被害届を出し事件が発覚。警察は防犯カメラの映像から上野容疑者の犯行と特定しました。
調べに対し「駐車場の石を放った記憶はあるが、被害者の車に向かって放った記憶はない」などと供述し、容疑を否認しているということです。上野容疑者は2年ほど前から被害者との関係が悪かったということです。
勤務態度について県交通局は「これまで客からの苦情などはなかった」としています。