富士スバルラインで観光バスと衝突　乗用車運転のパキスタン国籍の男逮捕

　富士山に向かう山梨県の「富士スバルライン」で、観光バスと乗用車が衝突した事故で、乗用車を運転していたパキスタン国籍の男が逮捕されました。

　パキスタン国籍の無職、アハメド・ミアン・ガジ・イクラス容疑者（23）は6月、富士スバルラインで車を運転していたところ、緩やかなカーブで対向車線にはみ出し、観光バスと正面衝突して車の5人に重軽傷を負わせた疑いが持たれています。

　警察によりますと、アハメド・ミアン容疑者は、この日の朝に東京・浅草でアメリカ国籍とホンジュラス国籍の観光客合わせて5人を乗せて富士山の5合目まで往復する予定でした。

　アハメド・ミアン容疑者は、タクシー営業の許可がなく運賃を得る契約をして客を乗せた「白タク」行為をしていた疑いも持たれています。

　取り調べに対し、容疑を認めているということです。

　この事故で観光バスの乗客・乗員にけがをした人はいませんでした。