全国大会出場を懸け、気迫のこもった直接攻撃を繰り広げます。フルコンタクト空手の九州選抜大会が長崎市で行われました。
国際武道連合会勇士會館が主催した「全日本ジュニアチャンピオンシップ九州選抜大会」には、県内のほか、福岡、佐賀から計107人が出場しました。年長から高校1年生までが20部門に分かれ、トーナメントで争います。12月に愛知県で行われる各部門の全国大会出場枠は、1人から4人。エントリー人数によって異なります。
一騎打ちとなった小学2年女子の部は、正道会館長崎の田浦愛樹選手と勇士會館諫早の田島咲美選手が対戦。
積極的に足技を仕掛ける田浦選手に対し、田島選手は、突きや蹴りを繰り出しますが…田浦選手が判定勝ちで1枠の全国大会出場権を獲得しました。
【正道会館長崎・田浦愛樹選手(長崎市立畝刈小2年)】
「(優勝おめでとうございます)押忍」「うれしかった」「(全国大会では)パンチとかをいっぱい出して勝ちたいです」
全国大会出場権2枠の小学6年女子の部。
決勝で、肇新会村上道場所属、長与小6年の早崎杏選手は、相手の攻撃を交わしながら鋭い突きを連発し、見事優勝しました。
【肇新会村上道場・早崎杏選手(長与小6年)】
「(全国大会では)自分の得意なこととか練習したところをしっかり出して勝てるように頑張りたい」
4年生男子の部で準優勝した弟・凛選手も全国大会に挑みます。
【肇新会村上道場・早崎凛選手(長与小4年)】
「練習でもっと頑張って強くなって全国大会で優勝したいです」
全国出場権2枠を懸け、7人が出場した中学3年男子の部。
力強い突きで相手を圧倒し決勝に進んだ誠勇館所属、長崎市立梅香崎中の長尾龍虎選手。
【誠勇館・長尾龍虎選手(長崎市立梅香崎中3年)】
「最後まで諦めずに全力で相手を倒す気持ちで頑張ります」
対するは、準決勝で見事な上段蹴りを決めた真正空手所属、雲仙市立吾妻中の藤田正虎選手です。
【真正空手・藤田正虎選手(雲仙市立吾妻中3年)】
「上段蹴りを決めて1本が取れたから良かったです。決勝でも声を
出せるよう優勝します」
突きとともに得意な足技を仕掛ける赤・藤田選手に対し、白・長尾選手は・・・
【誠勇館・長尾龍虎選手(長崎市立梅香崎中3年)】
「きつさもあり、相手のパンチも重たかったけど、絶対優勝して行きたいという気持ちで頑張りました」
最後まで果敢に突きを繰り出す長尾選手。
勝負の行方は、審判5人による旗判定へ。白5本で長尾選手が優勝し、全国大会に弾みをつけました。
【誠勇館・長尾龍虎選手(長崎市立梅香崎中3年)】
「(全国大会は)今までは2回戦突破がまだ出来ていないので2回戦以上を目指して頑張ります」
【真正空手・藤田正虎選手(雲仙市立吾妻中3年)】
「スタミナが足りないから体力をつけて全国に向けて頑張りたいです」「階段ダッシュとか走り込みをいっぱいしたいです」
一騎打ちとなった高校1年男子の部は、
真正空手所属・島原農業の山本泰聖選手が福岡の選手に惜しくも敗れました。
【真正空手・山本泰聖選手(島原農業高1年)】
「楽しく出来たので良かったです」「長崎県1位を目指して頑張りたいと思います」
「全国大会頑張るぞ!押忍」
正道会館長崎所属・純心女子高校1年の有谷瑠々花選手と妹で西浦上小3年の千帆選手は姉妹で優勝。
千帆選手は初の全国大会出場に挑みます。
【正道会館長崎・有谷千帆選手(長崎市立西浦上小3年)】
「(全国大会は)何か緊張する」「優勝目指して頑張りたいです」
【正道会館長崎・有谷瑠々花選手(純心女子高1年)】
「めっちゃうれしかったです」「優勝を目指して一勝一勝頑張りたい」
「空手頑張るぞ!押忍!」